[ お知らせ ] 有機醸造酢「桷志田」を使用した臨床研究試験 結果報告 | 福山黒酢株式会社

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有機醸造酢「桷志田」を摂取で食後の血糖値が低下。2型糖尿病予防に期待。

この度、アダプトゲン製薬株式会社と弊社による共同臨床研究試験を行ったところ有機醸造酢「桷志田」を摂取で食後の血糖値上昇を抑制することが明らかになりました。また醸造酢は食品しての歴史も古くその高い安全性から年齢を問わず利用しやすく食後の急激な血糖値上昇を穏やかにし、2型糖尿病の予防に有用な食品として期待できます。この作用は皆様の健康に役立つのではないかと考え、今後も研究を進めてまります。
※本臨床研究試験は、2015年8月27日、特定非営利法人健康情報処理センターあいち倫理委員会にて承認後実施しております。

臨床研究試験  [ 対象 ] 

下記基準を基に健常人を選定
1)選択基準
・20歳以上65歳以下の日本人男女
・スクリーニング検査時においてHbA1c:6.0%以上、7.0%未満の方
・境界型空腹時血糖値:110 〜125 mg/dL
  または75gOGTT2時間値:140 〜199mg/dL
 食後血糖が高め随時血糖値:140 〜199mg/dL

2)除外基準
・薬剤、食物に対してアレルギーのある方・スクリーニング時の臨床検査値において、肝機能障害が疑われる方
・吸収、分布代謝排泄に影響をおよぼす消化管腎臓及び心臓などの疾患を有する方
・胃切除、胃腸縫合術、腸管切除等の胃腸管部位に大きな手術歴のある方
・アルコールあるいは薬物依存の方
・同意取得時において過去3ヶ月以内および本臨床試験実施までの期間に糖尿病の治療を行った方
・妊婦中の方。授乳中の方。または、試験期間中に妊娠を希望される方

臨床研究試験 [ 試験デザイン ] 

本臨床研究ではプラセボを対象とした二重盲検群間比較クロスオーバー試験による臨床研究を行った。糖吸収試験は、ウォッシュアウト期間を7日間として2回実施した。観察期間において選択基準、除外基準のすべてを満たした被験者のうち、同意を得た被験者について、プラセボまたは試験食品を摂取させた。プラセボまたは試験食品と、レトルトご飯200g(294kcal)を摂食してもらい、摂食後0.5時間、1時間、1.5時間、2時間、2.5時間、3時間、4時間に採血した。

臨床研究試験 [ 試験食品 ] 

試験食品は、有機醸造酢「桷志田」(福山黒酢株式会社製)30mlを10倍に希釈したものを用いた。被験者の飲用を容易にすること、およびプラセボとの差異を少なくすることを目的として、血糖値に影響を及ぼさない甘味料(アスパルテーム・L−フェニルアラニン化合物、アセスルファムカリウムデキストリン)と香料を用いて味付けを行った。プラセボは、水に味付けを行うのみとした。

臨床研究試験 [ 糖吸収試験結果 ] 

経時的血糖値の変化は、プラセボ、桷志田摂取群共に白米摂取後0.5時間でピークとなり、1.5時間後にはほぼ同じ値であった。白米摂取後0.5時間における血糖値は、プラセボに対して桷志田摂取群は有意に低い値であった。また、血糖値上昇下面積についても、プラセボ394.0±7.5mg/dl*hに対して桷志田摂取群は377.5±13.8mg/dl*hと有意に低い値であった。

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